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音が「見えない壁」に衝突している現象を回避する技術

2026 2/27
動画の学校 音響
2026-02-27
目次

Curves Resolve が変える、音響ミックスの常識

画像

ライブ配信の本番中、こんな経験をしたことはないだろうか。

マイクの音量は正しい。PAのレベルも問題ない。スペクトルアナライザーを見れば、
各チャンネルはきれいに収まっている。それなのに、映像を見た視聴者から
「ボーカルが聞こえにくい」「BGMに埋もれている」というフィードバックが届く。

これは、音量の問題ではない。


まず「音のスペクトル」とは何か

画像

少し遠回りに聞こえるかもしれないが、ここを理解しないと先に進めない。

音には「高さ(周波数)」がある。低い音、中ぐらいの音、高い音——これを
20Hzから20,000Hzという数値の幅で表現するのが「周波数」だ。
(Hzは「ヘルツ」と読む。1秒間に空気が何回振動するかを示す単位だ)

そして**「スペクトル」とは、その20Hz〜20,000Hzの全域にわたって、
音のエネルギーがどこにどれだけ分布しているかを示した地図**のことだ。

たとえば、男性の話し声は約100〜3,000Hzの範囲にエネルギーが集中している。
アコースティックギターは80〜5,000Hzにわたって広く分布している。
キックドラムは50〜100Hzの低域に強いエネルギーを持つ。

ここで問題が起きる。ボーカルとギターのスペクトルは、800〜3,000Hzの帯域で
ほぼ完全に重なっている
。同じ「場所」に2つの音が存在すると、
人間の耳はどちらかを聴き取れなくなる。これが「周波数の衝突」だ。

音量を上げても解決しない。重なっている帯域がある限り、
音量差で70%以上の差をつけないと聴き分けは難しいとされており、
そこまで差をつければ今度はバランスが崩壊する。


従来の解決策「ダッキング」の限界

画像

この問題を長年解決してきた手法が「ダッキング(Ducking)」だ。

ダッキングとは、あるトラックの音量を「別のトラックが鳴っている間だけ自動で下げる」
処理
のことだ。「Duck(アヒル)が水に潜る」ように音が沈むことからそう呼ばれている。

典型的な使い方はこうだ。ラジオや動画のナレーションが入る瞬間に、
BGMの音量が自動で下がる。ナレーションが終われば音量が戻る。
この「潜る・浮かぶ」動作がダッキングだ。

仕組みはシンプルで、コンプレッサーというエフェクトの「サイドチェイン機能」を使う。
コンプレッサーとは、音量が一定の基準を超えたときに自動で音量を下げる装置だ。
サイドチェインとは、「この音が入ってきたら、別のトラックを下げる」という
外部トリガーの入力口のことだ。

つまり従来のダッキングは、ボーカルが入ったら、BGM全体の音量を一律に下げる
という処理を行っていた。

これには2つの問題がある。

1つ目は「音楽のパワーが失われる」こと。BGMの全帯域を下げるため、
ボーカルとまったく関係のない低域(キックやベース)まで消えてしまう。
結果として、音楽全体がぺたんこになったような印象を与える。

2つ目は「ポンピング」と呼ばれる不自然な揺れが発生すること。
ボーカルが入るたびにBGMがグッと沈み、止まると浮かび上がる。
この動きが耳に「処理されている感」として伝わってしまう。

テレビや映画の音響を担当するエンジニアたちはこの限界を長く知っていた。
しかし代替手段が存在しなかった。


Curves Resolveが持ち込んだ、まったく異なる考え方

2026年1月19日、Waves AudioがリリースしたCurves Resolveは、
この問題に対してまったく別のアプローチで挑んでいる。

考え方は次の通りだ。

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ボーカルとBGMが「800〜3,000Hz付近でぶつかっている」とする。
このとき、BGMの50Hz(キックの低域)や8,000Hz(シンバルの高域)は
ボーカルとまったく衝突していない。なのに従来のダッキングは
それらも一緒に下げてしまっていた。

Curves Resolveは、ボーカルとBGMの周波数分布をリアルタイムで比較し、
「ぶつかっている周波数帯域だけ」「ぶつかっている瞬間だけ」削る
。
それ以外の帯域には一切手を触れない。

舞台の照明で例えるなら、従来のダッキングは
「主役を目立たせるためにステージ全体の照明を暗くする」方法だった。
Curves Resolveは、「主役の立つ場所だけ、他の照明が干渉しないよう
ピンポイントで調整する」方法だ。

この技術を「スペクトル・アンマスキング」と呼ぶ。
「アンマスキング」とは「マスク(覆い隠すもの)を取り除く」という意味だ。
BGMがボーカルを周波数の面から覆い隠している状態を解消する、
という処理の性質をそのまま表した言葉だ。


なぜ今、IP伝送の現場でこれが重要なのか

コーデック圧縮による音質変化、伝送レイテンシーへの対策、
複数拠点をつなぐ際の帯域管理——IP伝送に関わる技術者は日々、
音の品質と格闘している。

その末端で「実際の聴こえ方」を決定するのがミキシングの技術だ。
NDI、SRT、TS over IPなど、どの伝送方式を選んでも、
最終的に視聴者の耳に届く「ボーカルとBGMの分離感」は
ミックスの質に直結している。

Curves Resolveはこの「分離感」を、音量操作ではなく
周波数の精密な空間整理によって実現する。
もちろん、編集でタイムラインにBGMを効果的に、かつ、ナレーションの邪魔にならないようにするときにも有効だ。

この記事の有料部分では、次のことを順番に解説していく。

画像

Curves Resolveの内部に搭載された2種類のダッキングモード、
それぞれがどのような場面に最適かという判断基準、
サイドチェイン信号を音楽的に絞り込むフィルター設定の具体的手順、
そして「学習機能(Learn)」を使った安定処理の設定フロー——
現場でそのまま使える設定の根拠と数値を持って帰ってほしい。

従来のダッキングで「ポンピングが気になる」「BGMの迫力が失われる」
と感じてきたプロに向けて書いた内容だ。


出典:Waves Audio 公式プロダクトページ(waves.com/plugins/curves-resolve)、
Waves Curves Resolve ユーザーガイド(wavescdn.com、2026年1月)、
ProSoundWeb・MusicTech・KVR Audio 各レビュー記事(2026年1月)

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