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スーパーソースのレシピ

2026 2/16
動画の学校 映像
2026-02-16
目次

〜ATEM Mini Extremeで9レイヤー合成を使いこなす〜

はじめに:その画面構成、本当に実現できているか

講演会のライブ配信を担当している。パワーポイントを大きく映し、右下に演者の顔をPinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)で配置したい。シンプルな要望のはずだ。

ところがATEM Miniでこれをやろうとすると、すぐに限界にぶつかる。

従来のATEM Miniシリーズでは、DVE(デジタルビデオエフェクト)でサイズ変更できる素材はアップストリームキーの1素材のみだった。つまり、パワーポイントを自由なサイズで配置して、さらに演者用のPinPを追加するという、たった2素材の画面構成すら不可能だったのだ。

画像

この制約に悩んだ配信者は決して少なくない。

画像

2021年にATEM Mini Extremeが登場したとき、上位機種だけに搭載されていた「スーパーソース」という機能がMiniシリーズに初めて降りてきた。この機能を使えば、最大9レイヤーの多重合成が可能になる。

9レイヤー。

バックグラウンド1層、ボックス4層、アップストリームキー4層。これだけの素材を同時に画面に配置できる時代が、コンパクトなスイッチャーで実現したのだ。


スーパーソースとは何か

スーパーソースを一言で表現するなら「多重合成を簡単に実現するボックス機能」だ。

画像

TriCasterを使ったことがある人なら、ME(ミックスエフェクト)の概念に近いと言えばピンとくるだろう。複数のDVEを同時に活用できる「ボックス」という単位に、好きな入力素材を割り当てるだけで、複雑なマルチ画面が完成する。

従来のATEM Miniでできた画面構成を思い出してほしい。

  • 背景にフルスクリーンの映像を1つ
  • その上にPinPを1つ

これが限界だった。

スーパーソースを搭載したATEM Mini Extremeでは、構成が根本から変わる。

  • アートレイヤー(背景):1層
  • ボックスレイヤー:4層
  • アップストリームキー:4層
画像

合計9層。従来の4.5倍のレイヤー数だ(計算根拠:従来2層→現在9層、9÷2=4.5倍)。

しかも、このうち7層でDVE(サイズ・位置変更)が機能する。7素材を自由なサイズで自由な位置に配置できるということだ。

この記事で手に入るもの

本記事では、スーパーソースを実務で使いこなすための具体的なレシピを解説する。

画像
  • ボックスの基本操作と画面配置の考え方
  • 複数のレイアウトパターンをワンタッチで切り替えるマクロの設定方法
  • サードパーティツールを活用した効率的なレイアウト制作
  • ISO収録時のメディア選定基準(実測データに基づく)

「スーパーソースがあるのは知っているが、触ったことがない」
「触ってみたが、設定項目が多くて挫折した」
「現場でレイアウトをサッと切り替えたいが、手作業では間に合わない」

そんな悩みを持つ配信者に向けて、現場で即実践できる手順を余すところなく伝える。

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