免許取得の全体像
A帯(470〜714MHz)ワイヤレスマイクを使用するには、電波法に基づく「無線局免許」が必要だ。免許取得から運用開始までの流れを整理しよう。
全体スケジュールの目安
フェーズ内容所要期間準備機材選定、書類準備1〜2週間申請総務省への申請書提出1日審査総務省による審査2〜4週間免許交付免許状の受領審査完了後1週間程度合計約1〜2ヶ月
Step 1:免許の種類を理解する
A帯ワイヤレスマイクの無線局免許には、主に2つの区分がある。
1-1. 陸上移動局(一般的な選択)
項目内容用途映像制作、イベント、舞台など移動を伴う使用特徴使用場所を限定せず、日本全国で運用可能適用ほとんどの映像制作会社はこちらを選択
1-2. 特定ラジオマイク(ARRIB経由)
項目内容用途放送局、大規模イベント、劇場特徴特定ラジオマイク運用調整機構(ARRIB)を通じて周波数調整メリット放送波との干渉調整をARRIBが代行適用放送局、大手プロダクション
一般的な映像制作会社は「陸上移動局」として申請するケースが多い。
Step 2:必要な資格を確認する
無線従事者資格
A帯ワイヤレスマイクの操作には、原則として無線従事者資格が必要だ。
資格名取得難易度取得方法第三級陸上特殊無線技士比較的容易国家試験または養成課程第二級陸上特殊無線技士やや難国家試験または養成課程第一級陸上特殊無線技士難国家試験
第三級陸上特殊無線技士(三陸特)の取得方法
最も取得しやすい「三陸特」の取得ルートは2つある。
ルート1:国家試験
項目内容実施機関公益財団法人 日本無線協会試験頻度年3回(6月、10月、2月頃)試験科目無線工学、法規(各12問)合格基準各科目60%以上受験料5,600円程度難易度過去問を2〜3週間勉強すれば合格可能
ルート2:養成課程(講習会)
項目内容実施機関日本無線協会、各種民間団体講習期間1〜2日間内容講義+修了試験費用20,000〜30,000円程度合格率ほぼ100%(講習をきちんと受ければ合格)メリット短期間で確実に取得可能
時間を優先するなら養成課程、費用を抑えるなら国家試験がおすすめだ。
この後、有料部分で実際の取得を目指す人向けのガイドとなる。


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